イントロダクション

 
被災地のために何かやりたい。でも何が出来るのかわからない・・・
そんなあなたへ送る、挑戦の物語。

「私たちは一体被災地の為に何が出来るのだろう?」

2011年3月11日に起こった東日本大震災。多くの若者がその被災地へ向かった。
荒涼とした土気色の景色、鼻をつく異臭と粉塵。
失われた生活の片鱗さえもすくい上げることの出来ない現実。
知識も経験もない若者たち。葛藤と無力感に押しつぶされそうになる。
 
それでも、被災者への「少しでも被災者の為になりたい。」という思いを
表現しようとする人々がいる。
彼らは、被災地に希望をもたらす事が出来るのか?
 
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「若い人たちが、今、頑張るとき。」
 
テレビで放映される悲惨な光景。若者は行っても無駄だという論調。
一箇所でも絶望的な被害が、何百キロに渡って続いているという現実。
そのようなネガティブな情報の中に身を置くなかで、

「自分ひとりが被災地に行ったって意味がないんじゃないか・・・」
「行ったところで自分に出来ることなんてあるのだろうか・・・・」

と、気持ちが沈んでしまうひとも沢山居るのではないでしょうか?

そんな中でも、瓦礫撤去をはじめ、スポーツやアートワークショップなど、自分たちに出来る手段を用いて被災地支援を行っている若者と、私は出会いました。
彼らの思いは、被災地へ、被災者へ届くのか?
 
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「分裂した心を紡ぎ直すための戦い」
 
復興支援も、時間と共に即時的なニーズから長期的なニーズへと変化し、より新たなアイデアが求められているのではないかと感じます。既存の支援活動に終始せず、柔軟に自分たちの出来ることから支援が出来るというのが、若者の強みなのではないでしょうか。
 
確かに若者は知識や技術や経験がありません。だからこそ、復興支援に関して一歩を踏み出せない若者も多く居ることと思います。それは決して恥じることではありません。怖がることもありません。私たちにも出来ることはきっとあります
 
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“被災者”も“非被災者”も同じ国に住む普通のひとです。誰かの為になりたいという確固たる優しさがあれば、気持ちは通じると、私は思っています。
 
―監督:吉本 涼